Google Waveがもたらすもの

« shivaken
GoogleがGoogle Waveという新しいコミュニケーションメディアを発表した。
ぱっと見、IMのようなリアルタイム性をメールに付加した物と思ったが、よくよく考えてみるとコミュニケーションにおけるメールの問題点を克服し、さらに上を目指すものであることがわかる。
  1. 文脈(コンテキスト)の共有を重視している。
    メールベースのコミュニケーションでは関係者をCCに入れることによって
    情報の共有を図ることが多々ある。
    その場合、途中で参加する場合、情報を中途半端に受け取ることになる上、
    事細かな経緯を知ることも出来ず、親しい者に情報をリクエストすることになる。
    Google Waveであれば時系列にポストされる状況を再生することができ、
    上記のような問題を回避できる。この点は途中参加の場合だけでなく、
    過去を振り返り、確認する際にも有効に違いない。
    ※音楽プレーヤーのように巻戻し、再生、早送り、そして逆再生が付いている。

  2. プライベートメッセージ
    Waveへの参加者に対して開かれたコミュニケーション以外にも
    特定の参加者との間の閉じたコミュニケーションも可能だ。
    ただし、操作ミスをすれば、悪口を本人にCCしてしまうのと同じ危険は残る。

  3. 本体へのリンクを保ったコピー
    ブログ、モバイル、SNSへの埋め込みを可能にすることによって、
    継続的なコミュニケーションをサポートしている。

  4. オープン性
    GoogleはGoogle Waveのプロトコルを公開し、オープンソース化するとしている。
    これも一つの大きな特徴だ。上記の特徴のうち、1だけであれば、リアルタイム化したSNSというだけで終わってしまう可能性がある。Googleに自分のコミュニケーションを握られたままでいいわけがない。とくにビジネスではそうだ。だからこそ、オープンにし、それを使った囲い込みにこだわらないというのだ。

  5. プラットフォーム化
    Wave上でGadgetとよばれるプチアプリケーションを動作させることができる。
    このあたりはFacebookやmixiアプリみたいな方向かな。

僕が一番注目しているのはいうまでもなく、コンテキストの共有だ。
ある意味、Bugzillaが普通のコミュニケーションに使われるような感じ。
問題へのフォーカス、興味へのフォーカス、イベントへのフォーカス。

これがどの程度広まるかはちょっと予想できない。
でも、ブログもSNSもTwitterも広まった。
便利でフィットする状況があれば、使うのだ。

仲間うちでのバーベキューの準備のようなライトな用件から、
時には数社のチームが集まるプロジェクトなどで使われる。
そうなった時にはもう、なくてはならない物になっているはずだ
[コメント(2) - トラックバック(0) 2009-06-02 21:27]
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